パテックフィリップのスポーツモデルを代表するノーチラス5711は、レプリカ時計業界でも常に高い人気を誇るモデルです。BP、PF、PPF、3Kといった大規模工場をはじめ、無名の小規模工場に至るまで数多くのメーカーが製造に取り組んでいます。ロレックスサブマリナーやデイトナのレプリカ同様、近年のノーチラス5711レプリカの品質向上にはPPFと3KFの2大工場が大きく貢献。現在PPFはバージョン4、3KFはバージョン2へと進化を遂げています。

今回焦点を当てるのは3K工場最新作「グリーンダイアル」モデル。先駆者であるPPFが4度の改良を重ね完成度の極致に達した中、3K版の特徴はどこにあるのでしょうか？

最大の注目点はダイアルカラーです。PPF版のグリーンは「本物に極めて近い」との評価を得ており、従来のブルーダイアル版と同様に最高峰の仕上がりを誇ります。ただし3KF版の品質も決して劣るものではありません。

更に3K工場が業界初開発した「スーパークローンPP 324ムーブメント」が革命を起こしました。この新型ムーブメント採用によりケース厚が8.3mm（PPF版8.5mm）と純正品（8.3mm）に肉薄。わずか0.2mmの差にこだわるマニア層の要望に応える形状を実現しています。